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コンタクトレンズの使用は何歳から何歳まで? 子供・高齢者装用の注意点
子供の中にも「コンタクトレンズを付けたい!」という子が増えています。
コンタクトレンズの装用を始める年齢は年々低下しており、最近では小学生で付け始めることも珍しくありません。
しかし、コンタクトレンズは目に負担がかかる医療器具。年齢を気にせずに付けても良いのか気になるところです。
「コンタクトレンズは何歳から何歳まで付けられる?」
「子供、もしくは高齢者の装着で気を付けることは何?」
以下では、このような疑問にお答えします。
コンタクトレンズを使って良い年齢の目安
コンタクトレンズ自体に、何らかの法律による「何歳から何歳までしか使ってはいけない」という決まりはありません。眼科で処方箋(装用指示書)を書いてもらえるかどうかは医師によります。
誰にでも処方箋を書いて渡してしまうような筆の軽い医師もいますし、十分に問診を行って本当にレンズを付けて良いか慎重に検討する医師もいます。
そのことを踏まえた上で、具体的にどれぐらいの年齢が目安になるのかを見てみましょう。
何歳から?
コンタクトレンズを使用できる年齢の下限は、自分でレンズの付け外しができるようになったらが目安です。だいたい、小学生高学年~中学生ぐらいになるでしょう。
学校に通う都合上、自分で付け外しできることが絶対条件です。レンズを落としてしまった時に自分で付け直さなければなりませんし、目の異常があった時すぐに外せなければ重症化してしまう恐れがあります。
サッカーや柔道などメガネだと安全性に問題がある部活動、バレエなど外観面も重視される習い事などを中心に、コンタクトレンズの使用が広まっています。
何歳まで?
こちらも年齢の上限はありません。自分でレンズの付け外しできることが望ましいですが、ライフスタイルによっては家族などに付け外しを補助してもらうことでいつまでも使うことができるでしょう。
ただし、実際には次のようにさまざまな事情で使い続けるのが難しくなることが多いようです。
- スポーツはしないしオシャレもそこまで気にしないから、コンタクトレンズである必要性がなくなった
- 涙の量が減ってドライアイ気味になり、コンタクトレンズが使いにくくなった
- 老眼になり、老眼鏡との併用が面倒くさくなった
- 白内障手術で眼内レンズを調整して、矯正そのものが必要なくなった
【子供の場合】コンタクトレンズを使う時の注意点
正しい装用とメンテナンスが不可欠
結局のところコンタクトレンズは何歳から付けても良いということになりますが、それは全て正しい装用とメンテナンスが前提になっています。
特に子供は怖いもの知らずで、このようなことをおろそかにしがちです。
長時間付けないこと、安易に再装着しないことなど、汚れた指で触らないことなど、コンタクトレンズを扱う上で当たり前のことを徹底してください。
酸素透過度の高いレンズを使う
どのような方にでも言えることですが、子供の場合は特に酸素透過度の高いコンタクトレンズを選ぶようにしてください。
眼球は呼吸しています。コンタクトレンズを付けると窒息状態になり角膜の代謝が低下、感染症などのさまざまな症状を引き起こしやすくなります。慢性的に酸素が不足すると、将来までずっと目の異常を引きずってしまうことも。
酸素を通しやすい素材でできたコンタクトレンズを使うことで、このような症状を和らげることができます。
メガネをかける習慣を身に付けること
一度コンタクトレンズに慣れてしまうと、かたくなにメガネをかけたがらない子供は意外と多いです。ほとんどの理由は「ダサいから」というくだらないもの。
しかし、コンタクトレンズの付けっぱなしは目に負担がかかるためおすすめできません。レンズや目の異常が起きた時など、メガネをかけなければいけない状況も起こります。
コンタクトレンズに慣れる以上に、メガネをかける習慣を身に付けることを心がけましょう。
コンタクトレンズは本当に必要? よく考えて
コンタクトレンズを使い始める前に、そもそも本当に必要かどうかをよく考えてください。
上の項目にもある通り、視力が悪くなった時の対処法はメガネが基本です。コンタクトレンズは、サッカーや柔道、バレエなどどうしてもメガネをかけられない時の補助的な役割として使ったほうが望ましいです。
少なくとも、オシャレのために子供の内からコンタクトレンズを使うという判断は、少し慎重になったほうが良いでしょう。くれぐれも、カラコンなどを使わないようにしてください。
(各学校の校則でも禁止されていることが多いはずです)
実際にコンタクトレンズを所持した時も、必要な時だけ使うように。「何となくカッコイイから」なんていう理由で自宅でも使い続けることがないようにしたいですね。
【高齢者の場合】コンタクトレンズを使う時の注意点
目の病気の時は眼科医に相談を
年齢を重ねるに従って、ドライアイや白内障などさまざまな目の病気が起こります。
コンタクトレンズを使っている場合は、その都度眼科医にそのことを伝えてください。一時的に使用を中止しなければならないこともありますし、視力が変わってレンズを作り直す場合もあります。
老眼には遠近両用レンズがおすすめ
老眼とは、目のピントを合わせる機能が衰えるせいで近くのものが見にくくなってしまうことを指します。
老眼は近視(遠くのものが見えにくい)と併発すると特に厄介です。メガネやコンタクトレンズで近視を矯正すると近くのものがますます見えにくくなりますし、近視用と老眼用をいちいち切り替えるのも面倒です。
そのような場合は、遠近両用のコンタクトレンズを検討してみてください。レンズの上部分と下部分がそれぞれ近視用・老眼用に分かれており、目線の上げ下げだけで切り替えられるものです。同じ仕組みの老眼鏡も販売されていますね。
コンタクトレンズは正しい使用さえできればいつからでもOKです
コンタクトレンズに年齢制限はありません。何歳から何歳まででも使用できます。しかし、そのためにはやはり正しい装用・メンテナンスが必須です。
特に子供はコンタクトレンズを雑に扱いがちです。一生使っていく目の健康を守るためにも、基本的な使い方をしっかり押さえて実践していきたいですね。
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