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20195/17

1day(ワンデー)コンタクトレンズとは?メリットやデメリット、使い方など

コンタクトレンズにはさまざまな種類がありますが、その中でも人気なのが1day(ワンデー)です。初心者のお試しとしては特にうってつけで、安くコンタクトレンズを体験することができます。

「1dayって何? メリットやデメリットは?」
「1dayの使い方・注意点などを知りたい」

このような疑問をお持ちの方に、1dayコンタクトレンズのメリットやデメリット、使う上での注意点などをご紹介します。

1day(ワンデー)コンタクトレンズの特徴やメリット

1日で使い捨てるコンタクトレンズ

1dayとは、名前のとおり1日だけ使えるコンタクトレンズのことです。医薬品のように数日分が1パックとして売られており、毎日新しく取り出して使用します。

1day(ワンデー)コンタクトレンズのケース

使い終わったコンタクトレンズは一般的なプラスチックごみとして捨てられます。

使い捨てだから洗浄要らずで目に優しい

通常、コンタクトレンズは1日の終わりに洗浄・消毒する必要があります。これは意外と手間がかかる作業で、不適切なメンテナンスだと雑菌が繁殖して目の病気を引き起こすこともありました。

一方で、1dayは1日で使い捨ててしまうため、このような洗浄・消毒の必要がありません。手間がかかりませんし、目にも優しいです。

価格が安く初心者でも試しやすい

1dayは基本的に30枚、90枚などがまとめて1パックとして売られています。1枚辺りの値段は安いものなら数十円と非常に低価格です。

長期間使用するコンタクトレンズは1枚で数千円~数万円とかなり高値で、なかなか手が出せません。1dayなら1パック1,000円ちょっとでも買えるため、「コンタクトレンズがどんなものかちょっと試してみたい」という方でも気軽にお試しできます。

万が一コンタクトレンズを落としてしまった場合でも、1枚につき数十円程度ですから損失も大したことがありませんね。

人気のため製品の種類が多い

1dayは今最も人気のコンタクトレンズで、たくさんのメーカーが製品を販売しています。

製品の種類が多いということは、それだけ見比べることができて、品質が高く自分に合ったものが見つかりやすいということでもあります。

ソフトレンズが主でハードレンズはない

1dayは基本的にソフトレンズ(水分を多く含んだ柔らかいプラスチック素材)でできており、ハードレンズ(硬いプラスチック素材)のものはありません。

そのため、付け心地が良く、密着性が高く外れにくいため激しい運動をする時でも付けられるというメリットがあります。

ソフトレンズとハードレンズの違いについて知りたい方は、以下のコラムも参考にしてみてください。
どっちがいい?コンタクトレンズのハード・ソフトを徹底比較。価格や寿命など

1day(ワンデー)コンタクトレンズのデメリット

長期的に見るとコスパが悪い

上では価格が安いとご説明しましたが、長期間使うとなると話は変わります。

例えば、両目で1日100円かかるとしたら、1か月で3,000円ほど、半年で18,000円ほどになります。この価格なら、1~2年使っていけるハードレンズを洗浄液込みでそろえたほうがずっと経済的です。

このように毎日1dayを使うとコストがかかるため、2weekなど他のコンタクトレンズやメガネと使い分けられないかを考える必要があります。

1day(ワンデー)コンタクトレンズの使い方・注意点など

使用期間・期限を守る。2日使用は絶対にNG

コンタクトレンズ全般に言えることですが、特に1dayは使用期間・期限を守ってください。2week用の洗浄液や保存液を使って無理に数日使おうとする方が後を絶ちません。

1dayは数日間の使用に耐える作りにはなっておらず、変質や雑菌の繁殖などが起きている場合があります。この状態で使用すると、目を傷つけてしまったり、病気を引き起こしたりすることが。

また、コンタクトレンズには食品の消費期限と同じように期限が設けられており、パッケージのどこかに記載されています。この日付を超えて使うと同じように目の異常を来す恐れがあるため、絶対に避けてください。

一度外したら再装着不可

1dayを使う上で多い勘違いが「24時間使い放題だ」というものです。あくまでも、朝起きてから夜寝るまで使える(1日)というだけの意味です。

特に、1度外したら再装着できません。何らかの理由で1dayのコンタクトレンズを外したら、その時点で捨てて新しいレンズを使ってください。

レンズを付けてはいけないタイミング

1day以外のコンタクトレンズにも言えることですが、次のように日常生活の中でレンズを付けてはいけない場面があります。

お風呂

レンズに水が付くと、眼球に張り付いて取りにくくなったり、目を痛めてしまったりする恐れがあります。

また、1dayは水分を多く含むソフトレンズを使っており、石けんが付くとレンズ全体に浸透して使えなくなってしまいます。

お風呂に入る時は、必ず外しましょう。その他、プールや海水浴など目に水が入る場面では全て同じです。

お化粧の後の装着

女性の場合、メイク直後の装着を避けましょう。化粧品がレンズに付いて汚れると、なかなか落ちない場合があるためです。

ただし、上でご紹介したとおりレンズに水や石けんが付くのは避けたいところ。洗顔してメイクをする直前がベストなタイミングです。

寝る時

コンタクトをしたまま寝ると、無意識に目をこすった時に眼球を傷つけてしまう恐れがあります。また、目の酸素が不足して過度な疲れ目などの異常を来すことも。

もともと1dayは夜になったら外さなければならないため就寝時に外すのは当然のことですが、お昼寝などの時にも気を付けましょう。

まとめ:1day(ワンデー)コンタクトレンズがおすすめな人は?

ここまで、1day(ワンデー)コンタクトレンズの特徴や使い方についてご紹介してきました。

コンタクトレンズの中でも特に人気で、メリットは初期費用が安く、メンテナンス要らずで目に優しいということ。一方で、長期的に見るとコスパが悪く、2日使用や再装着などができないなどの注意点があります。

それでは、1dayはどのような方におすすめなのでしょうか?

  • 毎日の管理・メンテナンスに自信がない方
    「毎日の洗浄が面倒くさい」
    「レンズを落とすかもしれないから高いのはちょっと……」
  • 特定の場面でコンタクトレンズを使いたい方
    「洋服のコーデに合わせてメガネとコンタクトレンズを使い分けたい」
    「スポーツをする時だけコンタクトレンズを使いたい」
  • コスパの多少の悪さに目をつむれる方
    「1か月で3,000円~4,000円ぐらいなら問題なく払える」
  • とりあえずコンタクトレンズがどんなものか試してみたい

など、さまざまな方に広く使われているのが1dayです。

今まで「コンタクトレンズはちょっと……」と思っていた方でも、1dayなら気軽に始められるでしょう。まずはちょっと試してみて、コンタクトレンズの快適さを知ってみてください。

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