目のお悩み・レーシック体験
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コンタクトレンズによる頭痛の原因と対策。過矯正に対するメガネ併用のススメなど
コンタクトレンズを付けていると、人によっては頭痛が起きる場合があります。放っておくと重症化して、毎日どんよりとした症状に悩まされることも。
目の健康を維持するためにも、コンタクトレンズを着けて頭痛が起きる原因や対策などを見ていきましょう。
コンタクトレンズ使用によって起きる頭痛は眼精疲労のサイン?
まず、頭痛が起きる原因はズバリ目の疲れによるものです。
目が疲れることで目の周りの筋肉が緊張して、血流が悪くなり、周囲の神経が刺激されて痛みを引き起こします。比較的位置が近いことから、首こりや肩こりも引き起こす方も少なくありません。
このような状態を放っておくと、眼精疲労を引き起こすこともあります。
眼精疲労は単なる目の疲れとは区別されており、特に目の疲れが頑固に続いて身体に悪影響が出ている状態を指します。
上でも挙げた頭痛・首こり・肩こりはもちろんのこと、めまいや倦怠感、吐き気などを引き起こすこともあります。
くれぐれも覚えておきたいのは、このような厄介な症状が全てコンタクトレンズによって引き起こされている可能性があるということです。
そのため、コンタクトレンズを付けている時に頭痛などの異常が現れたら、すぐに対策を取りたいというわけですね。
コンタクトレンズ使用によって起きる頭痛の具体的な原因
BC(ベースカーブ)が合っていない
コンタクトレンズは通常丸みを帯びた形ですが、この丸みの帯び具合は眼球の形に合わせて1枚1枚調整されています。その度合いを示す数値がBC(ベースカーブ)です。
誤ったBCのコンタクトレンズを付けていると、目が必要以上に緊張して頭痛を引き起こしてしまうというわけですね。
そうは言っても、それ以前にBCが合っていないと目の中で違和感があったりレンズがすぐにずれたりするためすぐに気付けるはずです。
レンズの度が強すぎる
コンタクトレンズを使う多くの方は近視で、遠くのものを見るために度数を調整しています。
しかし、この度数が高すぎる(過矯正と呼びます)と、確かに遠くのものは見えやすくなりますが、今度は近くのものを見る時に必要以上に目を緊張させてしまい、目の疲れを引き起こすことになります。
多くの方に当てはまる原因で、後でも詳しく対策を解説しています。
左右の付け間違い
コンタクトレンズのBCや度数は左右で違います。そのため、うっかり左右を付け間違えると上でご紹介したことが起きる場合があります。
その他の不適切な使用
コンタクトレンズは目に負担のかかる器具であり、使い方をしっかり守る必要があります。しかし、どうしても次のような不適切な使い方をしてしまいがちです。
- 長時間付けている
- ドライアイ中に付けている
- 外した後に再装着している(1dayの場合)
- メンテナンスが不十分(継続使用タイプの場合)
など。目に負担がかかって頭痛を引き起こすことがありますし、それ以外にも雑菌が目の中で繁殖して炎症を起こすこともあるなど、悪いことばかりです。
コンタクトレンズ使用によって頭痛が起きた時の対策方法
眼科を受診する
最初にぜひとも行っておきたいのは、眼科に相談することです。症状と使用しているコンタクトレンズを説明すれば、適切なアドバイスをもらえるでしょう。
この時、BCや度数などコンタクトレンズの各パラメーターが合っていない可能性も考えて、測り直してもらうこともできます。これは自力では絶対にできないため、やはり眼科の受診は最初に行っておきたいところです。
コンタクトレンズの正しい使用を心がける
使用時間やメンテナンスなど、コンタクトレンズの基本的な使い方をしっかり守りましょう。これは目の疲れだけでなく、角膜炎などの病気を予防するためにも重要なことです。
その他の目の疲れを取る方法
上で挙げた原因に対応する方法はここまでご紹介してきた通りですが、それ以外にも、目の疲れを取る方法は次のようにたくさんあります。
- マッサージする
こめかみや鼻の付け根、眉下のくぼみなどを優しくマッサージして、血流を良くします。 - 目を温める
蒸しタオルなどを目に当てることで、血流を良くします。蒸しタオルは水で濡らしたタオルをラップで包んでレンジで温めると簡単に用意できます。 - 目を保湿する
ドライアイは目の疲れを引き起こしやすいと言われています。人工涙液や目薬を使う、目が乾燥しにくい成分が入ったコンタクトレンズを使うなどが挙げられます。 - 栄養素を摂る
疲労回復効果のあるビタミンB1、老化防止のビタミンAやルテイン、目に効くと言われているビタミンCやDHAなどがあります。 - ストレスを解消する
過度のストレスによって涙の分泌が減ってドライアイになりやすくなると言われています。
コンタクトレンズとメガネは必ず併用しよう
ここまでコンタクトレンズの頭痛のさまざまな対策をご紹介してきましたが、その中でも避けて通れないものがメガネとの併用です。
コンタクトレンズは目の負担が大きく、長時間の使用には向いていません。
おしゃれを目的としている方、スポーツ時の使用を目的としている方など使用者の種類はさまざまですが、どのような方でも自分の目的以外のシチュエーションではコンタクトレンズの使用を止めて、メガネに付け替えることをおすすめします。
複数のコンタクトレンズ・メガネを持っていると◎
コンタクトレンズとメガネを併用する上で、さらに異なった度数を準備しておくと良いでしょう。
本来、コンタクトレンズやメガネは見たい物の距離に合わせて矯正するものです。
例えば、デスクワークでは目の前数十センチの書類やパソコン画面などが見えれば十分ですが、車の運転では何十メートルも向こうにある標識なども見えなければいけません。スポーツでも、競技によって見えなければならない距離が変わるはずです。
しかし、実際には1種類のコンタクトレンズ・メガネしか持っていない方がほとんどです。
上の例だと、車の運転用のコンタクトレンズ・メガネだけを持っている方が多いでしょう。しかし、それだとデスクワークで使うには度数が強すぎて、上でもご説明したような過矯正に陥ってしまいます。
このようなことを防ぐためにも、それぞれ度数の違うコンタクトレンズ・メガネを持っておく必要があるというわけですね。
まとめ:コンタクトレンズ使用によって起こる頭痛防ぐためには
コンタクトレンズを付けて頭痛が起きている方は早めに対処しましょう。放っておくと慢性的な眼精疲労になって、毎日頭痛や肩こりなどに悩まされることになります。
コンタクトレンズを正しく使えていない方はそこから改める必要がありますが、それ以外にも度数が合っていないという方が多いようです。
頭痛を感じたら、まずは眼科に行って相談すること。その上で、さまざまなシチュエーションに合わせて複数のコンタクトレンズ・メガネを併用することを検討してみましょう。
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