目次
レーシックの費用が不安な人へ
「レーシックって結局いくらかかるの?」「高いコースを勧められたら断りづらい…」
費用のことがはっきり見えないと、どれだけ手術内容を調べても不安は残ります。
この記事では、
日本のレーシック費用の相場
プランやグレードによって何がどう違うのか
「高額コースは本当に必要なのか」を考えるための軸
実際に50万円台のコースを選んだ管理人兄の体験談
無理な支払いを避けるために、カウンセリングで確認したいポイント
をまとめて解説します。
医学的な最終判断は必ず眼科医と相談する必要がありますが、
「自分はどのあたりの費用感・グレードを目安に考えればよいか」の整理に役立つ内容を目指しています。
1. レーシックの費用相場|まずは全体像を把握する
1-1. 日本でのレーシック費用の目安
レーシックは保険適用外の自由診療のため、料金はクリニックごとに大きく異なります。
代表的な都市部の大手クリニックの料金を比較すると、おおよそ次のような価格帯に収まっています。
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▼スタンダードなレーシック(両眼)
目安:15万〜25万円前後
例:フェムト秒レーザーを使わないスタンダードLASIKなど
▼上位グレード/カスタムレーシック(両眼)
目安:25万〜35万円前後
例:フェムト秒レーザー使用、ウェーブフロント(オーダーメイド矯正)対応など
▼最上位グレード+オプション(両眼)
目安:35万〜50万円以上
例:より高精度の追尾機能、角膜強じん化(クロスリンキング)を組み合わせたコースなど
管理人兄の場合も、当初は「30万円くらいあれば最上位クラスまで選べるだろう」と考えていましたが、
カウンセリングで最新機種+角膜強じん化のコースを勧められ、最終的に50万円台後半のプランを選択しています。
1-2. 料金に含まれているもの・含まれていないもの
クリニックによって「何が料金に含まれるか」が違うため、同じ30万円でも中身が異なります。
一般的に料金に含まれることが多い項目
術前検査(適応検査・詳細検査)
手術費用(機器使用料・術者の技術料)
術後一定期間の検診(例:翌日・1週間・3か月など)
術後の基本的な点眼薬セット
クリニックによっては追加料金になることがある項目
術後の長期保証(再手術が必要になった際の費用)
3年〜生涯保証などの延長保証プラン
角膜強じん化(クロスリンキング)などのオプション手術
想定期間を超えた追加検診
見た目の「総額」だけでなく、
「この価格の中に、どこまで含まれているのか?」
を必ず確認しておくことが大切です。
1-3. ICLとの費用感の違い
強度近視(−8D前後〜)や角膜が薄い人など、レーシックが適応外になる場合は、
ICL(眼内コンタクトレンズ、フェイキックIOL)が提案されることもあります。
ICLの費用相場は、最新の情報では両眼60万〜70万円前後が一般的とされています。
レーシックの最上位グレード(40〜50万円台)と比較すると、ICLは一段高い価格帯になりますが、
角膜を削らないや、強度近視にも対応しやすいといったメリットもあるため、費用だけでなく「自分の目に合うかどうか」を医師と相談しながら比較する必要があります。
2. プランやグレードの違い|なぜここまで金額に差が出る?
2-1. スタンダードプランとプレミアムプランの一般的な違い
クリニックごとに名称は違いますが、多くのところで次のようなラインナップがあります。
スタンダード系プランの特徴(例)
マイクロケラトーム(機械の刃)でフラップを作成
角膜の削り方は「標準的なプロファイル」
価格は比較的安い(両眼15万〜20万円台)
プレミアム/上位プランの特徴(例)
フェムト秒レーザーでフラップを作成(より均一で精密)
ウェーブフロント解析による「オーダーメイド矯正」
眼球追尾機能がより高精度・多次元
価格は中〜高価格帯(両眼25万〜35万円台)
最上位プランで追加されやすい要素
角膜強じん化(クロスリンキング)との同時施術
さらに高次収差を抑えるカスタム照射
長期(数年〜生涯)再手術保証
角膜強じん化を組み合わせたプランは、日本でも一部大手クリニックでレーシックの上位コースとして採用されており、
角膜コラーゲンを強化することで、術後の角膜形状の安定性を高めることを目的としています。
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その分、同じレーシックでも10万円前後の価格差が出るケースもあります。
2-2. よくあるオプションとその意味
代表的なオプションを整理すると次のようになります。
▼角膜強じん化(クロスリンキング)
角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を浸透させ、紫外線照射でコラーゲン同士を結合させる手技
強度近視や角膜が薄めの人で、「角膜の変形リスクを少しでも下げたい」という場合に提案されることが多い
▼高次元眼球追尾機能
2次元(上下左右)のみの追尾に対し、上下左右+回旋+前後など多次元で眼球の微細な動きを追う機能
レーザー照射のズレをさらに減らすことが目的
▼長期保証・再手術保証
一定期間内に視力低下が起きた場合、追加費用なしで再矯正を受けられるプラン
期間は「3年保証」「5年保証」「生涯保証」などさまざま
どれも「あると安心」な要素ですが、すべての人に必須というわけではありません。
2-3. 「高額コース=最も安全」とは限らない理由
費用が高いコースにはそれなりの理由がありますが、高額コース=必ず安全で、安いコース=危険という単純な図式ではありません。
重要なのは、どのコースでも、最低限の安全性が確保されていること
自分の目の状態に対して、本当にメリットがある追加要素なのかです。
たとえば、強度近視で角膜もやや薄く、術後の角膜安定性を重視したい人は
角膜強じん化を含むコースにする合理性があります。
一方、「中等度の近視で角膜も十分厚い。夜間運転もそこまで多くない」という人が、
説明をよく聞かないまま「一番高いのが一番良さそうだから」と最上位プランを選ぶと、
費用に対してメリットを感じにくい可能性もあります。
3. どこまでお金を出すべきか|判断の軸はこの3つ
高いか安いかだけで考えると、どうしても迷います。
ここでは、費用判断の軸を 3つ に整理しておきます。
3-1. ① 自分の目の状態
近視・乱視の強さ
角膜の厚さ
角膜形状(不正乱視などの有無)
もともとのドライアイの有無
これらは術前検査で明らかになります。
強度近視(目がかなり悪い)+角膜が薄め
といったケースでは、照射量が多くなる
角膜が薄くなりやすい/角膜の変形(エクタジア)リスクを、より慎重に考える必要がある
ため、上位プランや角膜強じん化が提案されることがあります。
逆に、中等度の近視で角膜にも余裕があり、特にリスク因子がない場合には、
スタンダード〜中位プランでも十分というケースも少なくありません。
「自分の目の状態なら、最低限どのプランまでは勧めたいか?」
「逆に、この状態であれば、ここから上のグレードは“プラスアルファ”の範囲なのか?」
こうした質問を医師にぶつけてみると、判断の材料が増えます。
3-2. ② 生活スタイル(夜間運転・PC時間・スポーツなど)
レーシック後の見え方は、生活スタイルとも相性があります。
夜間に車を運転する時間が長い
夜勤・シフト制で夜間に外にいることが多い
長時間PC作業をする
細かい色の違いを扱う仕事(デザイナーなど)
こうした人は、
夜間の見え方(ハロー・グレア)をどこまで抑えたいか
ドライアイ傾向を強めないためにどう配慮するか
を重視する傾向があります。
上位プランの中には、
高次収差を抑えるカスタム照射や、夜間の見え方に配慮したプロファイルが組み込まれているものもあります。〖先進会眼科 東京 名古屋 大阪 福岡〗ICL・レーシック治療で視力回復
生活スタイルによっては、こうした追加要素が「単なる贅沢」ではなく、日常生活の質に直結する投資になることもあります。
3-3. ③ 家計と心理的な「許容ライン」
そして忘れてはいけないのが、
「家計的に、どこまでなら出しても不安にならないか」
という現実的なラインです。
管理人兄の体験からも、ここは非常に重要だと感じています。
事前に想定していた予算:30万円前後
実際に選んだコース:50万円台後半
術後の視力:両眼とも1.5〜2.0前後まで回復し、現在も良好
ただし、「もう少し抑えたコースでも良かったのでは?」という気持ちも少し残る
というのが正直なところです。
術後に生活が苦しくなるほどの金額は、たとえ医療であっても出しすぎです。
「ここまでは迷わず出せる」
「ここから上は、かなり悩む」
「これ以上は絶対に出さない」
というラインを、カウンセリング前に紙に書いておくくらいの準備がおすすめです。
4. 管理人兄の体験談:予定30万円→実際は50万円台になった話
ここからは、「レーシックの費用で悩んでいる人」に少しでもリアルなイメージを持ってもらうために、
管理人兄の体験をざっくりとまとめます。
4-1. 事前の想定:30万円で最上位コースまで選べるはずだった
兄がレーシックを検討しはじめた頃、
大手クリニックの公式サイトを見て、以下のように考えていました。
「30万円くらい出せば、ほぼ最上位クラスまで選べそう」
「どうせやるなら一番良いコースにしよう」
「それ以上はさすがに出さない」
ところが、実際にカウンセリングに行ってみると、
ホームページに載っていない最新機種+上位プロファイル
角膜強じん化を組み合わせたコース
高精度の追尾機能を備えたグレード
など、サイトだけではわからなかった上位プランが提示されました。
4-2. カウンセリングでの「うまい勧め方」
医師からは、次のような説明があったそうです。
「一生ものの視力ですから、できるだけ良い方法をおすすめしたい」
「現在の度数と乱視の強さだと、ハローやグレアが出やすいので、このグレードを推奨します」
「角膜強じん化を組み合わせると、将来の角膜変形リスクを下げられます」
どれも間違ってはいませんし、医師としてもベストだと思う選択肢を提案しているのは確かです。
ただ、「不安ポイントを上手に刺激される形」で、
事前想定より高いプランへと気持ちが引き上げられていったのも事実です。
結果として兄は、
上位レーシック+角膜強じん化のコース
総額50万円台後半(当時の最上位クラス)
を選びました。
4-3. 術後の満足度と、冷静になってからの本音
術後の視力は、
両眼とも1.5〜2.0前後
仕事で長時間PCを使っても、大きなトラブルなし
3年以上経過した時点でも視力は安定
と、とても良好です。
「視力回復の満足度」という意味では、
高額コースを選んでよかったという気持ちも強いです。
一方で、待合室でもっと安いコースを選んだ人たちも、問題なく視力回復している様子を見たり、
後から冷静に家計を振り返ったりすると、
「40万円前後のコースでも十分だったかもしれない」
「“最先端全部入り”にこだわりすぎたかも」
という気持ちも、少しだけ残っているのが正直なところです。
この体験から兄が強く感じているのは、
「レーシックの費用は、無理して出さない範囲の上限を超えないほうがいい」
という一点です。
5. 無理な支払いを避けるために|カウンセリングで確認したい質問リスト
最後に、「高額コースを勧められたときに、その場で流されないため」の質問例をまとめます。
5-1. プランごとの違いを具体的に聞く
このプランと一つ下のプランでは、具体的に何が違うのか
私の目の状態で、その違いはどれくらい意味があるのか
この状態なら、「ここまでのプランで十分」と言える最低ラインはどこか
5-2. リスクとメリットをセットで確認する
高額プランを選ばない場合、どんな不利な点・リスクが増えるのか
そのリスクは、「視力が0.2下がる程度」なのか、「将来の角膜変形リスク」なのか
逆に、高額プランでも完全にゼロにはならないリスクは何か
5-3. お金のことをはっきり伝える
「予算は◯◯万円までです」と最初に伝える
その予算内で選べるプランをリストアップしてもらう
それ以上の提案があった場合は、「いったん持ち帰って考えたい」と伝える
実際、医師側も「予算の上限」を聞いたうえで提案の幅を調整してくれることが多いです。
その場の雰囲気で決めてしまわず、
一度家に持ち帰って冷静に考える余白を、あらかじめ自分に許しておく
ことが、あとから後悔しないための大きなポイントです。
6. まとめ|費用よりも「納得」と「安全」を優先しよう
この記事のポイントを整理します。
日本のレーシック費用相場は、両眼15万〜35万円前後が中心で、
上位プランやオプションを含めると40〜50万円以上になるケースもある。価格差の主な要因は、
術式のグレード・追尾機能・カスタム照射・角膜強じん化・保証期間など。高額コース=必ず安全・安いコース=危険、という単純な図式ではない。
自分の目の状態と生活スタイルに対して意味のある追加要素かどうかが大事。管理人兄のように、「予定30万円 → 実際50万円台」というケースもある。
その場で不安を刺激されると、予算オーバーしやすいので注意が必要。
カウンセリングでは、「最低限ここまでは勧める術式」「そこから上は“プラスアルファ”なのか」
「予算上限はいくらか」を、医師と共有しながら決めていくことが大切。
レーシックは、視力だけでなくライフスタイルそのものを変える大きな選択です。だからこそ、金額だけで決めるのではなく、
「自分の目の状態」
「生活スタイル」
「家計と心理的な余裕」
この3つのバランスの中で、自分なりに納得できるラインを見つけていただければと思います。
※本記事は、一個人の体験や一般的に公開されている情報をもとにした内容です。
実際の手術・治療については、必ず専門の眼科医と相談したうえでご判断ください。



































