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結論:術後10年でも視力1.5、私は「やって良かった」
私は2016年4月に東京都の品川近視クリニックでレーシックを受け、術後10年の長期経過まで体験しました。
結論から言うと、私はレーシックをやって良かったと思っています。
理由は、術後1か月で両目1.5まで回復し、10年経った今も「視力が落ちた」という実感がほとんどないからです。
コンタクトの煩わしさや費用、裸眼の不便さから解放されたメリットは、想像以上に大きかったです。
※本記事は個人の体験談です。見え方・リスク・適応は人それぞれ違います。最終判断は必ず眼科医の診察と適応検査を受けたうえで行ってください。
私がレーシックを受けた理由(術前の不便さ)
私の術前視力は0.01〜0.03くらい(覚えている範囲)で、裸眼では生活が成立しませんでした。
レーシックを検討した最大の理由は「生活の小さなストレス」が積み重なったからです。
まず、起き抜けに時計が見えない。朝一番に時間が分からないのは、地味ですが毎日のプチストレスでした。
次に、コンタクトの付け外しの手間。慣れているつもりでも、体調が悪い日や忙しい日ほど面倒に感じます。
そして、コンタクト代が高い。
購入の手間や定期的な通院・検査も含めて、「このコスト、何十年続けるんだろう」と考えたとき、
レーシックが現実的な選択肢になりました。
手術の基本情報(2016年4月/品川近視クリニック/強度近視)
手術:2016年4月
クリニック:東京都・品川近視クリニック
術前視力:0.01〜0.03(体感と記憶の範囲)
手術方式:正式名称は覚えていませんが、角膜の表面を削ってピントを合わせる方式で、さらに目の変形(近視の進行)を抑える“コーティング”のような施術を追加しました。
※ここは医療的に厳密な言い回しではありません。
私は「将来視力が下がらないようにする追加処置」として説明を受けた、という体験談ベースで書いています。
手術当日の流れ(オプション選び〜施術は短時間)
手術当日は、まず「どの手術にするか」「オプションを付けるか」を決めて手続きをしました。
最新設備を使う最上位プランは非常に高額で、私はそこまでは選びませんでした。
ただ一方で、将来の視力低下が怖かったので、価格を抑えつつも“将来対策”としてコーティング(目の変形を抑える処置)を付けました。
手術自体は体感で5〜15分くらい。あっという間に終わった印象です。
術後すぐから「裸眼でも少し見えるようになっている」感覚はありました。
痛みはほとんどなく、ただし術直後はかなりにじんで見えない状態でした。
とはいえ、もともとの裸眼よりはマシ、という感覚でした。
帰宅時に補助が必要かもと思い、念のため付き添い(付き人)をつけていました。
結果的には、見づらいとはいえ多少は見えるので電車移動も問題なくでき、「付き添いが絶対必要だった」という感じではありませんでした。
ただ、付き添いがいることで安心感は大きかったです。これは“保険”として付けて正解でした。
術後1週間〜1年の経過(見え方と生活)
手術して次の日、起きた瞬間に「見える…!」と感動しました。術後すぐよりも、翌日の改善が分かりやすかったです。
しばらくは保護メガネ(花粉対策用のようなメガネ)をつけて過ごす必要がありましたが、外出時だけなのでそこまで気になりませんでした。
保護メガネがいつ不要になったかは正確には覚えていませんが、体感では1週間くらいだったと思います。
そして1か月後には視力が完全に戻り、両目とも1.5まで見えるようになっていました。
術後に困った症状があったかと聞かれると、私の場合は「ない」です。基本的に快適でした。
術後10年のリアル:視力低下・後遺症・老眼は?
視力は1.5維持、低下の実感はほぼなし
10年経った現在も、視力は両目とも1.5見えています。
少なくとも「何年か経って視力が戻った」「また近視になった」という実感はありません。
私は手術のときに“将来対策のコーティング”を付けたので、それが効いているのかもしれない、と感じています
(※医学的な因果を断定するものではありません)。
老眼は36歳で自覚:年齢相応の変化として受け止め
36歳になってから、前よりも「近距離が見える距離が伸びた」感覚があり、老眼を実感しました。
ただ、調べてみると年齢相応の変化の範囲で、生活に大きく困っているわけではありません。
私は「老化として割り切る」スタンスです。
レーシックが原因だとは考えていません。
夜間運転・雨・LED:乱視が元々あり変化は小さい
夜間運転、雨の日、LEDの見え方については、私はもともと乱視があるため、レーシック前後で「見え方が激変した」と感じたことはありません。
ドライアイ:元々なし、今もほぼなし
ドライアイも元々なく、今も基本的に感じません。
「飛蚊症が強くなった」「緑内障疑い」…レーシックと関係は?
10年経って最近、飛蚊症が強くなったと感じています。
また眼科の検査で右眼に緑内障の疑いありとも言われたことがあります。
ここは「レーシックの後遺症?」と不安になる人が多いポイントだと思うので、私の考えを正直に書きます。
私の理解では、飛蚊症や緑内障のリスクは、もともとの強度近視だと出やすいと言われています。
そしてレーシックは「近視で変形した眼球の形そのものを治す治療」ではなく、
角膜の表面を削ってピントを合わせる治療です。
だから、レーシックをしたから飛蚊症や緑内障にならない、という話でもないし、
逆に「症状が出た=レーシックのせい」とも単純には言えないと思っています。
私はこれらはレーシックのせいではなく、強度近視由来の要素が大きいと考えています。
そして重要なのが、ここからです。
私は数年前に緑内障の懸念ありと診断されてから、年1回は視野検査と眼底検査を受けています。
今年も検査しましたが、視野欠けなし、緑内障の症状もなしと診断済みです。
この経験から言えるのは、術後の長期経過こそ「定期検診」が安心材料になるということです。
費用は高い?50万円弱を「安い買い物」と感じた理由
手術費用は、総額で50万円弱だったと記憶しています。
視力回復だけなら20〜25万円くらいでも可能でしたが、“視力が落ちにくくするためのコーティング”に10万円以上かかりました。
当時は「言葉巧みに乗せられたのかも…?」という気持ちがゼロではありません。
ただ結果として、10年経っても視力1.5で、生活の不便さが解消されています。
コンタクト代を何十年も払い続けること、購入時の通院や視力検査、
裸眼の不便さを考えると、私は「50万円でこの生活が手に入るなら安い」と感じています。
もちろん価値観は人それぞれなので、費用は“自分の生活コスト”と比較して判断するのが一番納得できます。
術前の不安TOP3と、実際どうだったか
不安だったのは主に次の3つです。
点眼麻酔だけで、手術中は普通に見えること/失敗の可能性
手術後の痛み
将来、目に異常が出ないか
私の場合、痛みはほぼなく、見え方も順調に回復しました。
ただし、これを「誰でも同じ」とは言えません。
だからこそ、手術前に説明を受けて、納得できるまで質問して、適応検査で“自分が向いているか”を確認することが大事です。
10年経った今だから言える:向く人・慎重に検討したい人
私がレーシックをおすすめしたいのは、
コンタクトの付け外しが煩わしい
コンタクトで目に負担がかかっている気がする
年々視力が落ちてきて生活が不便
こういう人です。日々のストレスが大きい人ほど、満足度が出やすいと思います。
一方で、目は取り返しがつかない分野でもあります。
強度近視の人は飛蚊症や緑内障などの話も含め、術後も含めて眼科と付き合う意識があると安心です。
「手術したら終わり」ではなく「手術しても目は年齢とともに変化する」という前提で考えるのが現実的です。
よくある質問Q&A
Q1. レーシックは何年後に視力が落ちますか?
A. 私は術後10年で視力低下の実感はありません。ただ、落ちる時期・程度は個人差が大きいので、統計や説明を確認したうえで判断するのが安心です。
Q2. 10年後の視力はどのくらい?
A. 私は両目1.5を維持しています(検査結果ベース)。
Q3. 手術中は痛いですか?
A. 私は点眼麻酔で痛みはほぼありませんでした。ただ、緊張や違和感は人によって差があると思います。
Q4. 術後すぐ見えますか?
A. 直後から上がった感覚はありましたが、にじんで見えづらい時間もありました。翌朝の回復が特に分かりやすかったです。
Q5. 後遺症(ドライアイ・ハローグレア)は?
A. 私はドライアイもほぼなく、困る後遺症はありません。ただし個人差があるので、術前説明でしっかり確認するのが大切です。
Q6. 夜間運転や雨の日の見え方は変わる?
A. 私は元々乱視があり、前後で大きな変化は感じませんでした。
Q7. 老眼は早くなりますか?
A. 私は36歳頃から老眼を自覚しましたが、年齢相応の変化として受け止めています。レーシックの影響を断定はできません。
Q8. 飛蚊症や緑内障はレーシックのせい?
A. 私は「強度近視のリスクとして起きやすい領域」で、レーシックが直接の原因とは考えていません。ただ不安があるなら眼科で検査するのが最優先です。
Q9. 術後は定期検診が必要?
A. 私は緑内障疑いを指摘されて以降、年1回視野・眼底検査を受けています。長期的な安心のために“検査習慣”はおすすめです。
まとめ:10年後の総評と、迷っている人への一言
強度近視(0.01〜0.03)からレーシックを受け、術後1か月で両眼1.5へ回復。
10年後も視力低下の実感はほぼなく、生活の不便さは激減しました。
老眼は36歳頃から自覚したが年齢相応として受け止めています。
飛蚊症・緑内障疑いは出たが、強度近視由来のリスクとして捉え、年1回検査でフォローしています。
費用50万円弱でも、コンタクト代・生活ストレスを考えると「安い買い物」だったと強く感じています
迷っている方は、ネットの断片情報だけで決めず、まずは適応検査と説明を受けて「自分の目の条件」と「許容できるリスク」を整理してみてください。
納得して決めた選択なら、術後も気持ちが安定しやすいと思います。
この体験談の内容はこちらのクリニックでのレーシック手術の体験を基に作成しております↓↓↓













