「レーシックに興味はあるけれど、何を準備しておけばいいのか分からない」
「あとから『あれをやっておけばよかった…』と後悔したくない」
そんな不安を少しでも減らすために、ここでは管理人兄弟の実体験や、一般的に言われているポイントを整理しながら、
レーシック前に「やっておいて良かったこと」
「正直、やらなくて後悔したこと・大変だったこと」
これから準備するときのチェックリスト
をできるだけ具体的にまとめていきます。
あくまで一例ではありますが、「これ、たぶん自分にも当てはまりそう」という部分だけでも拾ってもらえたらうれしいです。
目次
レーシックの前に知っておきたい基本ポイント
レーシックは「その日だけ」の話ではない
レーシックは、手術自体は両目で数十分ほどで終わることが多いですが、実際には
事前の適応検査（かなり時間がかかる）
手術当日の段取り
術後の通院や生活制限
を含めて考える必要があります。
特に、
事前検査の日
手術当日
手術後数日〜1週間
は、仕事や家族の予定調整がかなり重要になります。
「なんとかなるでしょ」と勢いで予約してしまうと、
あとで仕事や家庭との調整がきつくなり、「もう少し準備しておけば…」となりがちです。
医療的な判断は必ず眼科・クリニック側がする
この記事では、あくまで一般的に多くの人がやっている準備
管理人兄弟が実際にやって「良かった／大変だった」と感じたことをまとめています。
「この準備をしたから、絶対に安全・絶対に成功」という保証にはなりませんし、
レーシックが自分に向いているか 実際に手術を受けるべきかどうか
どの術式が合っているかといった医療的な最終判断は、必ず眼科医・執刀医と相談して決めることが前提です。
レーシック前に「やっておいて良かったこと」
ここからは、実体験ベースで「これは本当にやっておいて良かった」と感じたことを、項目ごとに紹介します。
1. 事前検査で「ここだけは聞いておいて良かった」ポイント
事前検査では、視力だけでなく
角膜の厚さ・形
ドライアイの状態
近視や乱視の度合い
瞳孔の大きさ
など、かなり細かくチェックされます。
検査のときに積極的に質問しておいて良かったことは、例えば次のような内容です。
聞いておいて良かった質問例
「自分の目の状態だと、レーシック以外の選択肢はありますか？」
「想定される術後の視力はどのくらいですか？（あくまで予想として）」
「私の目の状態だと、どんなリスクが特に出やすいですか？」
「ドライアイ傾向はどのくらいありますか？術後に悪化しそうですか？」
「夜間の運転が多いのですが、ハロー・グレアのリスクはどうですか？」
「老眼が出てくる年齢になったとき、見え方はどう変わりそうですか？」
これらを事前に聞いておくことで、
「自分が何を一番心配しているのか」
「どのリスクなら受け入れられるか」
がかなりクリアになります。
やっておいて良かったポイント
不安なことを紙やスマホにメモしてから検査に行った
医師だけでなく、検査スタッフさんにも率直に疑問をぶつけた
「いいことばかり言うクリニック」ではなく、リスクも正直に話してくれるかを見た
2. 仕事・学校のスケジュール調整と「根回し」
レーシック後は、ほとんどの人が数日で日常生活に戻れますが、
目がしょぼしょぼする
まぶしさを感じる
目薬をこまめにさす必要がある
など、「普段どおり100％のパフォーマンス」とはいかない期間がどうしてもあります。
実際にやっておいて良かったこと
手術翌日〜2日後くらいまでは、大事な会議や長時間PC作業の予定を入れないようにした
在宅ワークや有給休暇を事前に調整しておいた
上司や同僚には「目の手術を受けるので、数日は目を休めたい」と事前に共有しておいた
スマホを見る時間を極力減らせるよう、仕事の連絡手段を調整しておいた
こうした準備のおかげで、術後に多少視界がにごったり、乾きが気になっても、
「今日は無理せず、ぼちぼち慣れていけばいい」と、精神的に余裕を持てたという実感があります。
3. 家族への説明と、当日の付き添い依頼
レーシック当日は、ほとんどのクリニックで自分で車を運転して行くのはNGとされていますし、
術後もしばらくはまぶしさや見えづらさがあることが多いです。
家族に事前に伝えておいて良かったこと
手術の流れと、当日の所要時間の目安
手術直後は、目を開けているだけでつらい時間があるかもしれないこと
当日は車の運転ができないので、送迎をお願いする
もしくはタクシー・公共交通機関を使うことになる など 当日はできれば家事をあまりせず、目を休めたいこと
特に、小さい子どもがいる家庭共働きでお互い忙しい家庭ほど、
「当日の家事・子どもの世話をどうするか」は前もって話し合っておくと安心です。
「なんで今日に限って目が痛いアピールしてるの？」と誤解されると、
こっちも気持ちよく休めないので、事前の根回しはかなり大事だと感じました。
4. 術後の生活準備（家の中でやっておいて良かったこと）
レーシック後数日は、強い光がまぶしい
テレビ・スマホ・PCの画面を長く見ていると、目が痛くなる・乾くという状態になりがちです。
そこで、事前に家の環境を少し整えておいたのはすごく助かりました。
やっておいて良かった生活準備
カーテンやブラインドで部屋を少し暗くできるようにしておいた
テレビ・スマホは「画面の明るさを最低レベル近くまで落とす」設定にしておいた
目薬・保護メガネ・処方された薬類を、枕元から手が届く位置にセットしておいた
すぐ食べられるレトルト・冷凍食品・飲み物など、買いだめしておいた
枕元にティッシュや清潔なタオルを用意しておいた（涙・目やに対策）
これをやっていたおかげで、術後の最初の一晩はほぼベッドから動かずに済んだ
暗めの部屋で、目を閉じたり軽く開けたりしながら、落ち着いて過ごせたという意味で、とても楽でした。
5. コンタクトレンズ生活の「記録」を残しておいたこと
少し意外かもしれませんが、術前に
どのくらいコンタクトにお金をかけていたか
どの場面で不便を感じていたか
をメモしておいたのは、結果的に「やっておいて良かった」です。
具体的にメモしていたこと
月々のコンタクト代・ケア用品代・定期検査代おおよその合計
朝起きてから寝るまでの、メガネ・コンタクトの付け外しタイミング
スポーツ・旅行・温泉・仕事などで、「メガネ・コンタクトのせいで不便だったこと」
術後しばらく経ってから見返してみると、「こんなにお金かかっていたんだ」
「このとき、いちいちメガネを探していたんだな」と、レーシックのメリットを冷静に実感できます。
また、「もし将来、視力が少し戻ってきたとしても、あの頃よりはだいぶ楽だな」と判断する材料にもなるので、地味ですがおすすめです。
レーシック前に「やらなくて後悔したこと・大変だったこと」
ここからは、逆に**「これはもう少しちゃんと準備しておけばよかった…」**と感じたポイントを正直に書いていきます。
1. スマホ依存を甘く見ていたこと
「術後はしばらく目を休めましょう」と説明で聞いていても、
いざ当日になると、ついスマホを触ってしまう、という人は多いと思います。
実際、
ベッドの中で、何気なくSNSを開いてしまう
目を細めながら通知をチェックしてしまう
など、**「わかっているのに触ってしまう」**のがスマホの怖いところです。
後悔したポイント
事前に「スマホいじり防止策」をもっと用意しておけばよかった
術後すぐの数時間だけでも、「スマホは別の部屋に置く」「家族に預ける」くらいしても良かった
実際にやってみると、明るい画面がすごくまぶしい
ついつい見続けてしまって、後で目の疲れがどっと来るということもあったので、
本気でスマホ断ちの準備をしておく価値は高いと感じました。
2. 「最悪のケース」を自分の中で飲み込む作業が足りなかった
レーシックの説明では、たいてい一般的な成功率や満足度の話
ごくまれに起こりうる合併症の話が出てきます。
そのとき、「はいはい、きっと自分は大丈夫」と心のどこかで楽観視してしまいがちなのですが、
「もし自分がそのレアケースだったとしても、本当に受け入れられるか？」という想像を、術前にもう一歩踏み込んでやっておけば良かったと感じました。
具体的に、「もう少し考えておけばよかった」と思ったこと
「もし術後に、夜間の眩しさが残ったら、どのくらいまでなら許容できるか」
「もし視力が1.0まで出なかったとしても、メガネなしで生活できるレベルならOKと考えられるか」
「目にトラブルが出て、しばらく趣味や仕事を制限しなければならなくなった場合、自分はどう感じるか」
この「最悪まで想像しても、まだやりたいか？」という自問をしっかりやっておくと、
実際の手術当日・術後のメンタルがかなり違っていたと思います。
3. カウンセリングを「1件だけで決めた」こと
今振り返ると、「せめて2〜3件はカウンセリングを受けて比較すればよかった」というのは、少し後悔ポイントです。
なぜ複数クリニックを回れば良かったと思ったのか
説明の仕方・雰囲気・質問への答え方は、クリニックによってかなり違う
自分の目のデータ（角膜厚・度数など）への見解も、医師によって微妙に違う可能性がある
費用や保証内容、術後ケアの手厚さも比較しておきたかった
結果的には大きなトラブルはありませんでしたが、
「他院ではどう評価されたのか」という視点があったほうが、より納得感の高い選択になっただろうな、と感じます。
4. 術後の「見え方の変化」に関する情報を、もっと具体的に聞けばよかった
レーシック後のよくある変化として、手元はよく見えるが、遠くは少しぼやける
逆に、遠くはよく見えるが、手元は少し見えづらく感じる
暗い場所でライトを見ると、にじんだり輪が見えたりするなどがあります。
説明としては聞いていたのですが、「自分はどのパターンになりそうか」を、もっと具体的に医師に聞いておけば良かったと感じました。
後から思えば、こう質問すればよかった
「私の検査結果だと、術後は遠く寄りの見え方にする予定ですか？それとも近く寄りですか？」
「私と同じような度数・角膜の方の場合、術後しばらくはどんな見え方になることが多いですか？」
「ハロー・グレアが出た場合、どのくらいの期間で落ち着くことが多いですか？」
具体的な想定ができていれば、「あ、これが説明されていた“あの感じ”か」と、
不安よりも納得感のほうが勝ったと思います。
これからレーシックを検討する人への「準備チェックリスト」
ここまでの内容をまとめて、レーシックを検討している方に向けた準備のチェックリストを作ってみました。
1. 心の準備・情報整理
レーシックを考え始めた「本当の理由」を書き出した
自分が特に不安に感じているポイントを書き出した
ネット情報だけでなく、実際にカウンセリングで医師の話を聞く前提で考えている
「うまくいった場合だけでなく、トラブルが出た場合も想像して、それでもやりたいか？」自問した
2. クリニック・医師選び
少なくとも1〜2件以上のクリニックでカウンセリングを受ける予定を立てた
検査項目・説明の丁寧さ・質問への答え方などを比較するつもりで臨む
費用だけでなく、保証内容・術後ケアも比較検討する
3. 事前検査で医師に聞くこと
自分の目の状態の「良い点・注意点」を具体的に聞く
レーシック以外の選択肢（PRK・SMILEなど）の可能性も確認する
想定される術後視力と、出やすいリスクを聞く
仕事や生活スタイル（夜間運転・PC作業・スポーツなど）との相性を相談する
老眼期以降の見え方についても質問しておく
4. 仕事・家族・生活の調整
手術日と翌日〜数日の予定を確認し、余裕のあるタイミングを選んだ
上司・同僚・家族に、術後数日は目を休めたい旨を事前に伝えた
車の運転が必要な人は、術後しばらくの移動手段（送迎・タクシー等）を手配した
小さな子どもがいる場合、当日の育児・家事の分担を決めておいた
5. 術後の生活準備
部屋を暗めにできるカーテン・ブラインドの確認
画面の明るさを落としたスマホ・PC設定
冷凍食品・レトルト・飲み物など、術後数日分の簡単な食料をストック
枕元に目薬・保護メガネ・ティッシュ・タオルをセット
術後すぐはスマホを触り過ぎないための「物理的な工夫」（別室に置くなど）を考えた
まとめ：後悔を減らすのは「事前の準備」と「納得感」
レーシックは、うまくいけば
毎日のコンタクト・メガネのストレスから解放される
旅行やスポーツ、子育てがぐっと楽になるという意味で、とても大きな変化をもたらしてくれる手術です。
一方で、どんな医療行為にもリスクはゼロではなく、
情報不足のまま勢いで決めてしまった
周囲との調整が不十分で、術後に無理をしてしまった
もっと聞きたいことをきちんと医師に聞いておけばよかった
といった「準備不足から生まれる後悔」は、できるだけ減らしたいところだと思います。
そのために、
自分の不安や疑問を紙に書き出す
カウンセリングで遠慮なく質問する
仕事・家族・生活環境の調整をしっかりしておく
この3つを意識して準備しておけば、
たとえ術後に多少の違和感やトラブルが出たとしても、
「それも含めて覚悟したうえで選んだ」と納得しやすくなります。
この記事が、あなたの「レーシック前にやっておいて良かったこと」を増やし、
「やらなくて後悔したこと」を少しでも減らすきっかけになれば幸いです。
※本記事は一個人の体験や一般的な情報をもとにした内容です。
実際の手術や治療については、必ず専門の眼科医と相談したうえでご判断ください。
