「レーシック興味はあるけど、正直こわい…」
多くの人が最初に抱くのは、ワクワクよりもこの感情だと思います。
失明したらどうしよう…
手術中、目にレーザー当てるって想像しただけで怖い…
仕事は何日休めばいいの?
本当にやって後悔しない?
僕(管理人兄)も、まったく同じところで何年もウジウジ悩みました。
その間にメガネやコンタクトにいくら使ったんだろう…と今では思います(笑)
この記事では、レーシック前に多くの人が抱く代表的な不安をピックアップして、
一般的に言われていること
実際に僕や弟が感じたこと(体験談)
医師に必ず相談したほうがいいポイント
を分けながら、Q&A形式で整理していきます。
目次
レーシックの基本をざっくり整理しておこう

不安の多くは、「よくわからない」からこそ大きくなります。
まずは、ごく簡単にレーシックの仕組みをざっくりだけ押さえておきましょう。
レーシックってどんな手術?
目の一番外側の「角膜」という部分を、レーザーで少しだけ削って形を整える
角膜の形を変えることで、ピントが合う位置を変え、近視・遠視・乱視を矯正する視力矯正手術
通常は
術前検査(適応があるか、角膜の厚さなどをチェック)
手術(片眼数分〜十数分ほど)
翌日検診・1週間後検診・3ヶ月後検診
という流れ
僕と弟の受けた手術の条件(ざっくり)
クリニック:どちらも品川近視クリニック
視力:
兄:右0.06/左0.05(両目でも0.1ないレベルの超ド近眼)
弟:0.04+強い乱視あり
術式:
兄:Lext(レクスト)+角膜強じん化(コーティング)
弟:Lext+角膜強じん化
費用:
兄:約58〜60万円
弟:約48万円
この「強度近視&乱視持ち×レクスト+角膜強じん化」での体験を前提に、Q&Aに入っていきます。
Q1. レーシックで失明することって、本当にないの?

一般的に言われていること
レーシックによる直接的な「完全失明」リスクは、かなり低いとされています。
ただし、
感染症
合併症
角膜の形が不安定になる「角膜拡張症」など
目のトラブルがゼロではないのも事実です。角膜の厚さや目の状態によっては、
「そもそもレーシックをしないほうが安全」というケースもあります。
なので本来大事なのは、
“失明するかしないか”極端な線ではなく、
“自分の目で、受けていいリスクなのか”を医師と一緒に見極めることだと思っています。
僕の体験談・本音
僕は正直、
「失明したらどうしよう」
「レーザーで目を焼くって何それこわい」
と本気で思っていました。
2007年ごろに初めてレーシックを知ってから、5年以上ビビって先延ばししていたくらいです。
実際にやってみた感想としては、
「失明レベルのなにか」を感じるような怖さや異常は一度もなし
ただし、
アベリーノ(遺伝性の角膜疾患)の検査
角膜の厚さ
近視+乱視の強さ(D値)
などの検査をしっかりしたうえで
「レーシックでも大丈夫」と判断されたからこそ受けられた、という実感があります。
弟のほうは、検査の数値(D値)が10.25で、
医師からは
「あなたの場合、本当は眼内コンタクト(フェイキック)のほうが推奨レベル」
とも言われました。
そのうえで、リスク説明を受けて、本人がレーシックを選択しています。
ここは必ず医師に相談したいポイント
自分の目の状態で、レーシックは「推奨」なのか「ギリギリOK」なのか
フェイキックや他の手術方法を勧める理由は何か
もし自分が医師の家族だったら、同じ術式を勧めるかどうか
これくらいは、遠慮せずストレートに聞いていい部分だと思います。
Q2. 手術中って痛い? 想像しただけで怖いんですが…

一般的に言われていること
レーシックは基本的に点眼麻酔(目薬タイプ)で行われます。多くの人が
「痛みはほとんどない」
「違和感や圧迫感はある」
と表現しています。術後に、ゴロゴロ感
しみる感じ
が数時間〜1日ほど出る人もいますが、個人差があります。
僕と弟の体験談
共通しているのは、
「痛みは、ほぼゼロに近かった。怖いのは“気持ちのほう”」
という点です。
具体的には…
目を開けたまま固定される → これは正直ちょっと怖い
フラップを作るとき、目に筒のようなものを押し当てられて
視界がスッと暗くなる瞬間がある
レーザー照射中は、「ビーー」という音
うっすら焦げ臭いニオイ
これを、僕の担当医がさらっと
「動かないでくださいね〜、見えなくなりますよ〜」
と言いながらやるものだから、体感的にはかなりスリリングでした。
でも、
鋭い痛みや「耐えられない苦痛」は一切なかった
「こんなもんか」で終わってしまえば「怖がってた時間のほうが長かったな」
というのが正直なところです。
痛み・怖さが不安な人ができること
カウンセリングで、どういうタイミングで何をされるのか
どんな感覚の人が多いかを具体的に聞いておく
不安が強いことを正直に伝えたうえで、手術中に声かけを多めにしてもらえるか
落ち着くまで少し時間をおいてもらえるかなど、
できるだけ「先にイメージを持っておく」ことが大事だと思います。
Q3. ハロー・グレアってどのくらい出る? 夜の運転が不安です

一般的に言われていること
レーシック後によく言われる症状として、
ハロー:光のまわりに輪ができてにじんで見える
グレア:光がギラギラと眩しく感じる
があります。
術後しばらくはほとんどの人に何らかの形で出ると説明されることが多いです。
多くの場合、時間とともに軽くなっていきますが、
強度近視だった人
瞳孔が大きい人
などは長く続くケースもあると言われています。
弟の体験談(強い近視+乱視)
術後1日〜数日:
夜間の車のライトや信号が
「フワーッと広がって大きく見える」正直、この時期に車を運転するのは危ないと感じるレベル
術後1週間:
「意識すれば気になるけど、普通に生活はできる」くらいまで軽減
術後1ヶ月以降:
「言われればあるかも?」程度
日常生活ではほぼ気にならないレベル
もともと強度近視+乱視もちで、検査のときにも医師から
「あなたはハロー・グレアが残りやすいタイプです」
と説明されていたので、正直かなりビビっていました。
それでも、時間とともに「生活上困らないレベル」に落ち着いたというのが弟のケースです。
僕(兄)の感覚
夜間の光のにじみはたしかにありました。ただ、
「前が見えなくて怖い」というレベルではなく
「ああ、これが言われていたハローか」という程度
数ヶ月〜1年くらいのあいだに、
「完全にゼロ」とは言わないですが、
日常で気になることはほとんどなくなりました。
医師に相談しておきたいポイント
自分の近視・乱視の度数、角膜の状態から見て、
「ハロー・グレアが残りやすいタイプかどうか」
夜間運転の仕事(タクシー、トラックなど)がある場合、
リスクと対処法をどう考えるべきか
万が一ハロー・グレアが強く残った場合、
どんな対策や治療があり得るのか
Q4. ドライアイはどのくらい出る? 仕事に支障が出ないか心配

一般的に言われていること
レーシック後は多くの人で一時的にドライアイ傾向になります。
数ヶ月〜半年ほどで落ち着くケースが多いとされますが、
なかには長く続く人もいます。とくに、
もともとドライアイ気味の人
1日中パソコン作業の人
は、より注意が必要です。
僕と弟の体験談
僕(兄):
術後〜1週間:
点眼のおかげもあって、強い乾燥感はほぼなし
その後も、
「乾燥でつらくて仕方ない」という経験はほとんどありません。
弟:
基本的には僕と同じく、
「点眼をサボらなければ、ドライアイでしんどい」というほどではなかった
ただ、パソコンやスロットなど長時間光を見る作業をすると、さすがに疲労感は強めに出ていました。
仕事との両立について
僕の実感としては、事務系やデスクワークでも、
「術後2日目以降〜月曜復帰」は十分現実的だと感じます。
ただし、1日中モニターを凝視する
かなりのドライアイ体質
といった人は、+1日〜2日余裕を見て有休を取るくらいが安心かもしれません。
医師に相談しておきたいポイント
自分のドライアイ傾向(術前検査である程度把握できます)
仕事の内容(パソコン時間・エアコン環境など)を伝えたうえで
「現実的に何日休むのが理想か」
「どんな目薬やケアを用意しておけば安心か」
を相談しておくべきだと思います。
Q5. 仕事は何日休めばいい? 土日で済むって本当?
一般的なスケジュール
多くのクリニックが案内しているのは、術前検査+手術を同日に行う「1日コース」
翌日検診
1週間後検診
3ヶ月後検診
という流れです。
弟の「社会人向けおすすめスケジュール」
弟の実体験から考えた「現実的なモデルケース」はこんな感じです。
平日:仕事をしながら、電話で検査・手術の予約
土曜:術前検査+レーシック手術
日曜:翌日検診/自宅で安静めに過ごす
月曜:通常勤務(様子を見ながら目を休めつつ)
翌週土曜:1週間後検診
3〜4ヶ月後の土曜:3ヶ月後検診
実際、弟はこのイメージに近い形で受けています。
僕自身も、「月曜復帰で十分やっていける」と感じるレベルでした。
もう一歩安心したい人へ
「不安が強い」「パソコン仕事がかなりハード」という方は、
土曜:手術
日曜:翌日検診
月曜:有休
火曜:復帰
という「+1日余裕プラン」も検討の価値ありだと思います。
Q6. また視力が落ちたら意味ない? 数年後の見え方が知りたい
一般的に言われていること
レーシックは「一生視力が落ちない魔法」ではありません。
加齢や生活習慣、もともとの目の状態によって、
近視が少し戻る(回帰)
老眼が出てくる
といった変化はあり得ます。
ただ、「数年で元のド近眼に完全に戻る」というケースは少数です。
僕の3年半後の実感
手術直後:右2.0/左2.0
3年半後:右1.5/左1.5(体調・天候によっては2.0見える日もあり)
生活スタイル:
1日8時間以上パソコン
パソコンを閉じたらスマホ
1日1時間ほど本を読む
目のケアはほぼゼロ(正直あまり褒められない)
この生活で、 「視力はほぼ落ちていない」というのが現状です。
自分でも「ここまで維持されるとは思っていなかった」というのが本音です。
角膜強じん化も同時に受けていて、
「角膜の強度を上げることで、術後の形が崩れにくくなる」
という説明を受けていたので、
そこが効いているのかもしれません(あくまで体感レベルですが)。
Q7. 高いプランと安いプラン、結局どれを選べばいいの?

僕が感じた「アップセルのリアル」
事前に「30万円くらい」と想定してクリニックへ
カウンセリングでは、
「実はホームページに載せていない最新機種がありまして…」
「その視力だとハロー・グレアの心配がありますから、この機種を推奨します」
「一生のことなので、仕上がりにこだわるならこちらがおすすめです」
と言われた結果、58万円コースを選択(笑)
しかし、隣で25万円コースを選んでいた外国人の方も、
普通に視力回復していました。
この経験から僕が思ったのは、
安いプランでも視力矯正自体はきちんと行われるはず
高いプランは、より高性能な追尾機能や追加のオプション(角膜強じん化など)
アフターケアにお金を払うイメージということです。
僕なりの結論
「お金をあまりかけたくない」「最低限のラインでいい」→ 医師にハッキリと、
「30万円以上は出すつもりはありません」と伝えるのが大事。
「多少高くても、できる限りいい条件で受けたい」→ 高額プランも選択肢として十分あり(僕自身、結果的には満足しています)
どちらが正解というより、「自分がモヤモヤしない選び方」が正解だと思います。
まとめ:怖さがゼロになることはない。でも「ちゃんと怖がる」と決めやすくなる
レーシックは、メガネ・コンタクトから解放される大きなチャンスであると同時に、
一生使う大事な目に手を入れる医療行為でもあります。
僕自身、10年近くビビって先延ばしにしてきた側で、受けてみたら「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と本気で思いました。
レーシックを検討しているあなたにおすすめしたいことは以下の通りです。
カウンセリングで必ず聞いてほしいこと
自分の目の状態(角膜の厚さ・度数・乱視・D値など)
自分のケースで想定される
ハロー・グレア・ドライアイ・視力回復の目標値。
フェイキックなど、他の選択肢を勧める必要はないか。
仕事の内容を伝えたうえでの、
理想的な休みの日数・復帰の目安・高額プランと標準プランの具体的な違い
(「なんとなく良い」ではなく、どこがどう違うのか)
などなど。
この記事が、そういった質問を考えるための参考になってくれたらうれしいです。
怖さがゼロになる日は来ないかもしれませんが、怖さを受け入れるためのお手伝いができれば幸いです。
※本記事は一個人(管理人兄弟)の体験や、一般的に言われている情報をもとにまとめた内容です。
実際の手術や治療については、必ず専門の眼科医と相談したうえで、ご自身の目の状態に合った判断をされてください。




