レーシック体験談|0.04から2.0へ回復した兄弟のリアルレポート
このページでは、視力0.04〜0.06の超ド近眼だった兄弟が、品川近視クリニックでレーシック手術を受けた体験談をまとめてご紹介します。
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「痛くないって本当?」
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「仕事をしながらでも受けられる?」
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「手術費ってどこまで出すべき?」
こういった不安や疑問に、実際に手術を受けた側の目線でお答えしていきます。
レーシックを決意するまで|10年以上迷い続けた超ド近眼の葛藤
メガネ・コンタクトに縛られた「超近眼ライフ」
まずは兄(管理人)の話から。
中学生の頃から視力が落ちはじめ、高校〜20代にかけてどんどん悪化。
レーシック手術を受けた当日の視力は、右0.06/左0.05。両目合わせても0.1に届かないレベルの「超近眼」でした。
メガネやコンタクトがないと、日常生活はこんな状態です。
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自分の足の爪が見えないので、裸眼では爪が切れない
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メガネを外すと本も読めない
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レンズの“内側”だけ世界があって、その外側はほぼボヤけている
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朝起きた瞬間、一番にメガネかコンタクトを探すところから一日がスタート
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海やプールでコンタクトをつけたまま目を開けると、コンタクトがどこかへ行ってしまう
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彼女と一緒に寝る時にコンタクトを外すと、その顔も表情もほとんど見えない(笑)
当時はそれが「当たり前」になっていたので、
正直、そこまで大きなストレスだとは自覚していませんでした。
でも、レーシックで視力が2.0まで回復した今振り返ると、
「メガネ・コンタクトがないと生活できない」
という状態は、想像以上に大きな精神的ストレスだった
と、心から実感しています。
レーシックを知ってから5年以上、決断できなかった理由
初めて「レーシック」という言葉を知ったのは約10年前。
視力が回復する夢のような手術がある、と聞いて興味を持ちました。
……が、ここからが長かったです。
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「失明したらどうしよう」
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「目にレーザーを当てるなんて、絶対痛いに決まってる」
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「もし失敗したら仕事も生活も終わるんじゃないか」
こんな不安がずっと頭のどこかにあり、知ってから5年以上、決断できませんでした。
「視力は良くなりたい。でも、怖いことや面倒なことはイヤ。」
そんな気持ちで、ずっと二の足を踏んでいたのを覚えています。
兄が先にレーシックを受けた理由と変化(2014年の体験談)
視力0.05/0.06から2.0へ。「マサイ族になった気分」
転機になったのは、2014年4月に兄が先にレーシックを受けたことでした。
手術前の視力:
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右目 0.06
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左目 0.05
手術翌日の視力:
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右目 2.0
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左目 2.0
「マサイ族になった気分だった」
というのは本人の感想です(笑)。
メガネやコンタクトをしていても、ここまでハッキリ見えていたことはありません。
物心ついてから初めて「こんなに世界ってくっきり見えるんだ」と驚いたと言います。
この兄の大成功体験が、弟(実際のこのブログの体験談の書き手)がレーシックを決意する一番大きなきっかけになりました。
レクスト+角膜強じん化手術・費用とアップセルの実情
兄が選んだ術式は、
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レクスト(Lext)
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角膜強じん化(角膜コーティング)
のセットでした。
当時、事前にホームページで見ていた時は
「30万円くらい出せば、かなりグレードの高いレーシックが受けられそうだな」
くらいに考えていました。
ところが実際にクリニックに行って医師と面談してみると、
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「ホームページには載せていない最新機種がありまして…」
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「その視力だとハローやグレアが心配なので、この機種を推奨します」
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「一生ものの手術なので、なるべくいい機械をおすすめします」
といったとても上手なアップセルトークが入り、
最終的な支払いは約58万円になりました(笑)
隣の外国人の方は約25万円のプランで同じ日に手術を受けていましたが、
術後の様子は特に問題なく、普通に視力も回復しているようでした。
この経験から兄が一番強く感じたのは、
「レーシックで、無理をした金額を出しすぎないこと」
でした。
弟が品川近視クリニックで受けたレーシック体験(2016年)
レーシックを決意した3つの理由
ここからは弟(実際にこのブログを書いている本人)の体験です。
もともとレーシックには興味があったものの、
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周りに体験者がいない
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ネットで調べると「後遺症」「失敗談」ばかりが目に入る
という状態で、やはり怖くて一歩踏み出せませんでした。
そんな中で、レーシックを決意した一番大きな理由はこの3つです。
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兄がレーシックに成功して、毎日とても快適そうだったこと
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コンタクトやメガネに縛られない生活への憧れ
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今後かかるコンタクト代・メガネ代とのコスト比較
特に兄の
「朝起きて目を開けるだけで、世界が全部くっきり見える」
という一言は、本当に強く心に刺さりました。
「もう受けない理由がない」と思い、レーシックを決意しました。
レーシック当日の流れ|検査〜手術〜帰宅まで
予約〜当日までのざっくりスケジュール
弟が選んだのは、**「検査+手術を1日で済ませるコース」**です。
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事前に電話で
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術前検査
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手術
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一週間後検診
の予約をまとめて取る
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手術3日前からコンタクト使用中止
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手術当日は午前に検査、午後に手術
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翌日検診 → 一週間後検診 → 数ヶ月後検診
という流れでした。
午前:術前検査(アベリーノテスト含む)
手術当日の午前中は、まずは手術を受けて良い状態かどうかを調べる検査から始まります。
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アベリーノ・ユニバーサルテスト(角膜に特有の病気が出やすい遺伝子の有無をチェック)
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視力検査
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眼圧検査
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角膜の形や厚みの測定
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瞳孔の大きさ測定 など
ざっと12〜13種類くらいの検査を行いました。
この結果をもとに、医師と術式を相談します。
弟の場合、
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視力:裸眼で0.04
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乱視も強め
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視力の悪さ+乱視を合わせた「D値」が10.25
という結果で、
D値が10を超えると基本的には**フェイキック(ICLなど眼内コンタクトレンズ)**が推奨されるレベルだ、と説明を受けました。
ただし、
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レーシックでも視力自体は1.5〜2.0まで回復する
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その代わり、夜間のハロー・グレアは残りやすいかもしれない
という条件付きで、最終的な選択は本人に委ねられました。
ここでの選択肢は2つでした。
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多少のリスクを承知でレーシックを受ける
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視力回復自体を諦めて、今後もメガネ・コンタクトで暮らす
費用面でICLを選ぶ気持ちにはなれなかったため、
よく説明を聞いた上で、レーシック+角膜強じん化を選択しました。
午後:フラップ作成〜レーザー照射〜角膜強じん化
午後はいよいよ手術本番です。
①フラップ作成
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まぶたが閉じないように固定
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角膜の表面に「フラップ」と呼ばれる“ふた”を作る
機械が目のすぐ近くまで来るので、
見た目のインパクトはかなりありますが、痛みはほぼゼロでした。
②レーザー照射(屈折矯正)
フラップをめくった状態で、視力を矯正するレーザーを照射します。
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ビーッという機械音
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ちょっと焦げたようなニオイ
はしますが、こちらも痛みはありません。
一番しんどいのは、
「ずっと一点(緑のライト)を見続けること」
です。
途中でライトが見えにくくなる瞬間があり、
「本当に今まっすぐ見れているのか?」
という不安はありましたが、
とにかく身体と視線を動かさないように意識し続けました。
③角膜強じん化(コーティング)
最後に、角膜を強くするための薬剤を塗布し、再度レーザー照射。
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角膜の強度を上げて、将来の視力低下を防ぐ目的の追加オプションです。
両目トータルの手術時間は、30分程度でした。
手術は痛い?怖い?実際のところ
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痛み:
→ ほぼゼロ(麻酔の目薬がよく効いていて、痛みという意味では楽) -
怖さ:
→ 「動いたら見えなくなりますよ〜」という一言で一気に怖くなった(笑)
正直、痛みよりも
「今動いたらどうなるんだろう…」
という恐怖との戦いの時間でした。
翌日検診〜1週間後検診までの見え方・制限・生活
術直後〜翌日朝の見え方
術直後の段階で、すでに裸眼でも0.2〜0.3程度は見えました。
「ぼんやりだけど、確実に良くなっている」という感じです。
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帰り道も、一人で歩けるレベル
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痛みはほとんどなし(個人差はあると思います)
その日の夜は、することもなく21時ごろには就寝。
夜中にふと目が覚めて、目を開けた瞬間に
「あれ、コンタクト入れっぱなしで寝ちゃった?」
と思うくらい、世界がくっきり見えていました。
翌朝の視力検査では、
両眼とも1.5まで回復していました。
保護メガネ・目薬・日常生活の制限
手術翌日〜一週間の主なルールはこんな感じです。
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外出時・就寝時は保護メガネ必須(約1週間)
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目薬:
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抗菌・炎症止めを定期的に点眼
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目が乾いた時の点眼
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当日はテレビ・PC・読書など目を使う作業NG
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アルコール:術後3日ほど控える
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入浴:術後当日は肩から下のみ、翌日からは顔を濡らさない範囲で
一番面倒なのは、就寝時の保護メガネでした。
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寝ている間にずれたり外れたりする
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夜中に起きてはメガネを探す
という地味なストレスはありますが、
視力が回復しているおかげで「裸眼でメガネを探せる」のは助かりました(笑)
仕事とレーシックは両立できる?必要な日数の目安
実際に体験してみて感じた、現実的なスケジュール感はこんなイメージです。
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土曜:術前検査+手術(1日で実施)
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日曜:翌日検診(15〜30分程度)
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月曜:仕事復帰(PC作業が多い人は、こまめな休憩推奨)
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翌週土曜:一週間後検診
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3〜4ヶ月後:三ヶ月後検診
もちろん個人差はありますが、
「社会人が土日+有給1日でレーシックを受ける」
というのは、十分現実的なラインだと感じました。
ただし、
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一日中パソコンに向かう仕事の方
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車の運転が多い方
は、翌週の仕事量を少し軽めにする工夫があると安心です。
費用のリアル本音トーク|どこまでお金をかけるべき?
ここは、兄と弟、二人ともが口を揃えて強く伝えたいポイントです。
アップセルは「うまい」。でも流されすぎないことも大事
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「一生ものだから」
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「その視力だと、このグレードをおすすめしたい」
こういう説明は、決してウソではないと思います。
実際に最上位プランを選んで、視力回復の質にも満足しています。
ただし、
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30万円くらいで考えていたのに、気付いたら50〜60万円になっていた
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隣の人は半額以下なのに、普通に視力回復していた
という事実があるのも本音です。
大事なのは、最初に「上限予算」を決めておくこと。
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「30万円以上は出さない」と決めたら、カウンセリングの時にもハッキリ伝える
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どうしても心配性で、お金に余裕がある人は上位プランも選択肢
というくらいの感覚で、
「怖いから全部一番高いので!」と自動的に決めてしまわないことをおすすめします。
数年後〜10年後の経過|視力はどこまで維持できたか?
兄(2014年手術)の場合の、その後の生活スタイルはかなりハードです。
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一日8時間以上パソコン作業
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空き時間はスマホ
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本も毎日1時間程度読む
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目薬や遠くを見る習慣など、特別なケアは一切なし
という、目に厳しい生活を続けてきました。
それでも、
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術後3年半:右1.5/左1.5(体調によっては2.0まで見える)
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術後10年前後(現在):大きく不便を感じるほどの低下はなく、日常生活は裸眼で問題なし
という状態を維持できています。
個人差はありますが、少なくとも兄のケースでは、
「レクスト+角膜強じん化で受けたレーシックは、
3年・5年・10年というスパンで見ても、十分満足できる結果だった」
と感じています。
クリニック選びで意識したポイント
兄が実際にクリニックを探したときに意識したのは、こんなポイントです。
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検索エンジン(Google)で
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「レーシック 手術 成功 視力回復」などで複数回検索
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1ヶ月ごとに数回検索して、常に上位に出てくるクリニックを候補にする
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その中から
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手術件数
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費用
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アクセス
などを比較
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いわゆる口コミサイトや広告っぽい情報よりも、
「長期間、検索結果の上位に出続けている実績」
を重視しました。
2025年時点でのレーシック事情の変化(概略)
※ここは2025年時点の一般的な傾向についての補足です。
※具体的な料金やプラン名は、必ず最新の公式サイトを確認してください。
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レーシック自体は今も選ばれているが、
**ICL(眼内コンタクトレンズ)**など他の屈折矯正手術もかなりメジャーになっている -
角膜の厚みや目の状態によっては、
最初からICLを推奨されるケースも増えている -
プラン名・金額・割引制度は、
数年単位で変わることが多いので、「体験談当時の金額=現在の金額」とは限らない
この体験談は2014〜2016年前後の実体験をベースにしています。
金額やオプションの種類は変わっていても、
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手術当日の流れ
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見え方の変化
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心の動きや不安
といった部分は、今レーシックを検討している方にも、
かなり共通するところがあるはずです。
これからレーシックを考える人へのメッセージ
最後に、兄弟それぞれから一言ずつ。
兄より:
「もしレーシックを知った時点で受けていれば、
もっと早くこの世界を見られたのに、と正直思います。
怖さも不安もよく分かりますが、
自分にとって納得できるだけの情報を集めて、
その上で前に進むかどうかを決めてみてください。」
弟より:
「レーシックを受ける前は、
ネットで“怖い話”ばかり目について、ずっと決断できませんでした。
実際に受けてみると、
思ったより痛くない
仕事をしながらでも現実的
何より、毎日のストレスが圧倒的になくなる
というのが正直な感想です。一方で、費用やリスクについては“良いことだけ”を信じすぎず、
ちゃんと自分の頭で考えることも大切です。この体験談が、レーシックを検討する上での
一つのリアルな材料になれば嬉しいです。」








